今後インプラント治療に携わる歯科医師へ
インプラント治療を行う歯科医師へのメッセージ
現在日本では、歯科医院はどんどん増加しています。かといって保険点数が上がる可能性はほとんどありません。その中で他の歯科医院と差別化を図るという意味では、技術の研鑽は非常に重要になってきます。特に今力を入れるべきはインプラント治療です。歯が失われてしまい、なおかつ隣にある歯が削られていない(バージントゥース)の場合は、インプラント治療が最善の選択なのです。
しかし、卒前研修でインプラント治療は習いません。ですからそれぞれの先生は、ご自身で勉強される、もしくはスタディーグループに所属して勉強されているのが現状です。
そこで大事なことは
1.しっかりとした教育を行ってくれる団体を選ぶ
2.信頼に値するメーカーを選ぶ
ことです。
スタディーグループ「API」
寺本デンタルクリニックの院長が常任講師を務めるスタディーグループ「API」では、キーとなる3つのポイントがあります。
- インプラント(人工歯根)そのもの
- 信頼に値するメーカーのものを使うこと。質の高いインプラントを作っているメーカーを選びましょう。数年後に潰れてしまってパーツの供給がなされないようなメーカーは論外です。
- 患者様の要素
- 患者様の診査診断は非常に重要です。バイオタイプを科学的な根拠で見ることも大事ですが、患者様が何を望んでいるのか、患者様のライフスタイルといったヒューマンな部分もしっかり捉え、治療計画に反映させる必要があります。
- 医師(自分自身)の要素
- 継続的な学習は必須です。特にこの10年間のインプラント治療の進歩は目覚ましいものがあり、10年前の知識のままで治療を行っている先生は取り残されているのが現状です。知識を蓄え、経験を積み、技術を上げることが重要になります。この3つを兼ね備えないとインプラント治療は成功に至りません。
腫れはあるの?
インプラント治療は簡単な治療ではありません。繊細で複雑で、高度な治療です。外科手術にばかり目が向けられがちですが、最終的なゴールは入れ歯やブリッジと一緒で上部構造、つまり人工歯になります。そのため、歯科のあらゆる知識と技術を踏襲しなければ治療は成立しません。
これからインプラント治療を行う先生には総合力が求められます。しかしながら、1人のドクターですべてを網羅しようとすると時間がかかることも事実です。ですから、まずは外科の方からアプローチする、補綴(ほてつ)の方からアプローチするなど、自身の得意なところを伸ばし、一点突破してから他のものを拾っていくスタイルが総合力を持った歯科医師への近道になると思います。自らの特性を知り、伸ばし、日本の歯科医療を背負って立つ医師を目指してください。



